婦人科で定期健診

患者と看護師

産婦人科と聞くと妊婦検診や出産を行う科というイメージがありますが、産婦人科には産科と婦人科があり、一般的には妊娠出産を扱うのが産科であり、婦人科というのは子宮・卵巣の病気を扱う科となります。また、同じ検診でも、妊娠検診は産科となり、子宮がん検診などは婦人科となります。乳がん検診も婦人科で受けられると思われがちですが、乳がんに関しては乳腺科という別の科となり、婦人科はあくまでと子宮・卵巣を扱う科となります。近年、子宮頸がんや子宮筋腫に罹患する女性が若年化し、妊娠を諦めなければならない女性も増えてきました。そのため、患者の心情などを考慮して、産科と婦人科をあえて分けて設立し、双方がお互い見えないような設計になっている施設も増えています。

婦人科で扱われる疾患の代表的なものが、子宮筋腫や子宮頸がんです。近年、子宮頸がんに罹患する患者は若年化傾向が見られます。日本は欧米に比べ、子宮頸がん検診を受ける女性が少なく、かなり進行してから発見されることが多いのが問題となっています。子宮頸がんは初期段階では症状が出ないので、知らないうちに進行してしまうのです。妊娠・出産の高齢化と子宮頸がんの若年化により、妊娠を希望して初めて子宮の疾患が発見され、妊娠が難しくなったり諦めなければならないという女性も増えています。そうならないためにも、子宮頸がん検診は若いうちから定期的に受けることが大事です。そしてその際、妊娠を希望していなくても基礎体温を記録しておくことが望ましいです。基礎体温は、妊娠だけでなく病気の発見に繋がることもあるからです。