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妊婦

昔はお産は家ですることがほとんどでした。妊婦が産気づくとお産婆さんを呼んできて、自分の家でお産をするという流れが戦前までは当たり前でした。 しかし戦後になって米国が進駐してくると、家でのお産より病院でお産をした方が衛生的に良いのではというようになり、だんだん自宅出産が減り、近年ではほとんどが産婦人科などの病院でお産をします。 お産に限ったことではありませんが、明治時代は医者には女性はなれませんでした。ですので、女性が婦人科系の病気を患い産婦人科に行っても見てもらうのは男性医師でしたので、当時の女性は我慢をすることがほとんどでした。これは、のちに荻野吟子が日本初の女性医師になるまで続きました。 欧米では帝王切開があることから婦人科というよりは外科として取り扱っていました。

産婦人科は、婦人科系の病気も見ることが出来て、妊婦健診などの妊娠から出産までも診れる科です。 しかしながら、近年では少子化や産婦人科医の激減により分娩が出来る産婦人科が減少している傾向にあります。 病院が少ない地域では、妊娠が判明してからすぐに病院に行かないと分娩の予約一杯になってしまいお産難民になってしまう可能性もあります。 一方で、医療の力をかりずに自然にお産をしたい人も増えてきており、助産所は増えてきています。しかし、助産所は検診の途中にかならず産婦人科病院でも検診を二度盛り込まなくてはいけないので、産婦人科がないと安全なお産はできません。 今後は産婦人科の減少に歯止めが少しづつ効いていき、且つ助産所などの施設でも分娩が出来るなど、患者にも選べるお産が出来るでしょう。